子供のころ、「コンサート・ブック」という大型の絵本が毎月家に届く時期がありました。「白鳥の湖」「サムソンとデリラ」「トゥーランドット」など、オペラやバレエの題材となる物語を絵本にしたものです。「サムソンとデリラ」には前髪を切り取られて力を抜かれたサムソンが、両目をえぐり取られ鎖につながれて労役をさせられてるシーンが描かれていて、今考えるとかなり衝撃的な絵本でした。 そのシリーズの中に「ペール・ギュント」がありました。今度RC青葉のコンサートでグリークの「ペール・ギュント」組曲から数曲をやることになり、もう一度その絵本を読みたくなって実家を探したのですが、悲しいかな、見つからなかったので、図書館で川崎洋訳の絵本を借りてきました。