· 

おススメ「フルート音楽で巡る18世紀、パリの風景」

 小学校六年生の時から小田和正さんのファンです。リコーダーも小田さんも子供のころからずっと好き。何が好きかって、あの声!楽曲はもちろんいいけど、ちょっと飽きたりすることもあって。でもあの声は、「いつも何度でも」聞きたくなります。二つ上の姉がラジカセで流していた「秋の気配」を聞いてオフコースに夢中になって45年(!!)。小田さんの声はちっとも変わりません。小田さんは特別な人なんだと思います。

 

 もう一人、特別な人、と私が思っているのはフルート(フラウト・トラヴェルソ)の有田正広さんです。有田正広さんは大学の時の恩師で、小田さんと同じ70代。このたびでたCD「フルート音楽で巡る18世紀、パリの風景」を聞けば、その意味が分かっていただけると思います。この音は…肌にしみこむ美容液のような…!昨今はモダンフルートの演奏が多かった有田先生ですが、このCDはフラウト・トラヴェルソと有田千代子さんのチェンバロのみ。選曲もバロック時代の名曲…と言ってもいわゆる有名な曲ではなく、でも本当にいい曲ばかり! 

 

 「フラウト・トラヴェルソ」と聞いて、あら、リコーダーじゃないのね、と思ったそこのLoveRecorderなアナタ。

縦と横のちがいこそあれ、リコーダーとトラヴェルソは同じ発音形式で、どちらもバロック時代の「フラウト」(笛)なのです。レパートリーもドンピシャで、リコーダーでバロックの曲を美しく吹きたいワ…という素敵な夢をお持ちなら、絶対聞くことをお勧めします。

 

 Spotifyでもプレミアム会員なら全曲聞くことができますが、CDは有田正広さん作の物語風楽曲解説がついていて、楽しいですよ。CD紹介ページはこちら。     Amazonはこちら。

 

 

 

 

 あ~書いていたら、またあの音が聴きたくなってきた… 

 

 小田さんの2022年コンサートツアーのチケットは、頑張ったけど入手できませんでした。先ほどWebサイトをのぞいたらコロナ療養のため、代々木と沖縄の公演が中止になっているそうです。絶対!大丈夫!だけど、小田さん、早く良くなってくださ~い!